業務改善&組織変革
チホズ スタジオ(Chi-ho's studio)
産業カウンセラーの鎌田千穂です。
激動の時代を生き抜いた博多商人の島井宗室の遺訓十七条。
今回は第四条から七条を現代語にして掲載。
500文や1貫文程度の資金は信頼できる者と慎重に扱うべきである。2貫文以上を貸す場合は、一人に集中せず複数に分配することが望ましい。
景気が良いときでも、周囲の助言に流されて不要な支出をするべきではない。
自分の身の丈に合った生活を心掛けることが大切だ。
50歳までは、派手な趣味や豪華な装飾、華美な衣服を避けるべきである。
茶道、芸術、刀や脇差、豪華な衣装など、目立つものを持つことは不要である。
特に武具は持たないことが望ましい。たとえ人から贈られたとしても、それを銀に換えるほうが賢明だ。
40歳までは、質素な木綿の着物や粗い織物を着ることで、目立たず慎ましく生きることができる。
家の修理は怠らず、壁や垣根の傷みは早めに補修すべきである。しかし、新しく屋敷を建てる必要はない。
50歳を過ぎたら、そのときの状況を慎重に見極め、財産の使い方を判断すること。
どんなに財を築いても、多くの人は老後に貧しくなる。
才覚があっても、死ぬまで財産を維持できる者は10人に1人、20人に1人ほどしかいない。
まして親の財産を受け継いだ者は、そのほとんどが浪費し、最終的に貧困に陥るものである。
これを理解し、慎重な資産管理を心掛けることが何より重要である。
40歳までは、人に振る舞うことも、むやみに人の宴席に参加することも避けるべきである。
親兄弟や親戚への訪問は、年に1〜2回程度で十分であり、頻繁に訪れる必要はない。
特に、夜通しの語らいや慰め事の集まりには参加すべきではない。
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