業務改善&組織変革
チホズ スタジオ(Chi-ho's studio)
産業カウンセラーの鎌田千穂です。
電話番号偽装(スプーフィング)は、近年急増している詐欺手法の一つ。
私たちの身近な安全を脅かす問題です。
この手口は、電話の発信者番号を偽装して、警察署や金融機関などの信頼できる機関からの連絡に見せかけることで、個人情報や金銭をだまし取ろうとするものです。
これに加えて、最近報告されている新しい手口にも触れながら、具体的な防止策を詳しく解説します。
スプーフィングは、詐欺師が発信者の電話番号を偽装する技術を利用して行われます。
一見すると、電話のディスプレイに表示される番号は警察署や銀行などの正規の番号に見えますが、実際には詐欺グループが発信しています。
この手口の背後には、高度な技術と心理的な戦略が組み合わさっており、信頼性を感じさせる巧妙な仕組みがあります。
発信者番号の偽装 技術を駆使し、警察署や金融機関の正規の番号を表示。
信頼感の悪用 表示される番号に基づいて話を聞いてしまい、結果として詐欺に巻き込まれるリスクが増加。
詐欺を見抜くためには、冷静な判断と確認のプロセスが欠かせません。
以下のポイントを押さえておきましょう。
公式番号への折り返しを徹底する
電話を一旦切り、公式サイトや公共のリソースで正しい連絡先を調べてからかけ直す。
警察署や金融機関に直接確認を取ることで信頼性を確保できます。
金銭の要求は疑うべき
「振り込み」「キャッシュカードの回収」「調査用口座への送金」などの要求があった場合、それは詐欺である可能性が高いです。
専門機関への相談をためらわない
不審な場合は、地元の警察署や「#9110」に即座に相談しましょう。
また、周囲の人にも状況を共有することで冷静な判断をサポートしてもらえます。
最近、特に経営者を狙った以下のような詐欺が報告されています。
警察を装う電話
「詐欺グループの押収品からあなたのクレジットカードが見つかった」と告げ、不安を煽ります。
逮捕状や出頭命令で脅迫
逮捕状や会社口座の凍結をちらつかせ、早急な対応を求めます。
調査用口座への誘導
「社員の給料を支払うため」と称して、詐欺グループの口座へ資金を振り込ませようとします。
幸いにも、これを未然に回避した方々の事例が報告されています。
ですが、何も知らない状況であると、同じ状況下で冷静さを保つことは難しいように誘導させられているもの。
そんな電話が来る時は心がザワザワするかもしれません。
先ずは、一旦は落ち着くこと。
地元の警察署や「#9110」に即座に相談しましょう。
この情報は、伊勢法律事務所の所長弁護士から提供されたもの。
詐欺の手口に関する知識を深め、被害を未然に防ぐために、専門家のアドバイスを活用することが重要です。
法律の専門家は、詐欺被害に遭った場合の対応や、事前の予防策についても具体的な助言を提供してくれます。
電話番号偽装を含む詐欺手法は、信頼を悪用する巧妙になっています。
近年では、日本人を誘拐し、海外で犯罪に加担させる犯罪組織もある時代。
言葉巧みに誘導してお金を振り込ませる詐欺は益々増えています。
とはいえ、以下を意識することで被害を防ぐことが可能です:
届いたメールに安易に返信をしないこと。
かかってきた電話の指示を鵜呑みにして回答をせずに電話を切る。
公式サイトや公式電話番号に改めて連絡をすることが大事です。
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