業務改善&組織変革
チホズ スタジオ(Chi-ho's studio)
産業カウンセラーの鎌田千穂です。
今日のコラムは、知らないから自信満々でいられる現実について。
その世界観の中で過ごせるからこそ、知らないって幸せなんですよ。
時代がどんなに変わっていても、
自分の周りが変わらない限り、自分は変化する必要がない。
この仕事を始めて特に感じることがあります。
それは、知ってしまったがゆえに、いらぬ気苦労を背負ってしまうこと。
サラリーマン時代、私は大したことでもないことに、ぐだぐだと不平や不満を言っていた時期がありました。
相手の言語が自分が望ましくないと思っているコトを言われようものなら「是正せねばならない!」と戦いが始まる。
・・・本当だったら、そんなことは、どうでもいいことなんです。
大事なことは、そこじゃない。
何を言わんとしているか、相手の気持ちを汲むチカラが本当に無かった。
単なる理想と自分の価値観の押し付けですから。
そして、今でも未熟な自分を感じることは普遍。
あぁ、未熟な私に成長の機会をくださっている。
この年になっても、こんなにありがたい機会をくださって嬉しいなと。
せっかく伝えてくださっているのですから、有り難く次の機会に活かすコトを考えます。
ビルの中のオフィスで、お客様から褒められれば有頂天。
企画や提案が通れば特別な存在だと感じる。
逆に失敗すれば会社を辞めたいと思う。
あの頃は、そんな小さな世界観の中で喜怒哀楽を楽しんでいました。
今思えば、小さくてちっぽけな世間知らず。
それは一番ラクで幸せな時間だったのかもしれませんねぇ。
独立して自営を始めると、あの頃には戻れないし取り戻すこともできません。
そんな現実に気付くことで、自分の首を絞めてしまうこともあります。
サラリーマン時代は、知らなければ幸せでいられる。
危険地帯に寄りつかなければ、余計な心配をせずに済むもんです。(笑)
物事の考え方にグレーを好む私。
今では黒白はっきりする立場になってしまいました。
「我関せず」の生き方を貫くのは、ある意味高いスキルですよ。
曖昧なことを言うと、回りがブレる。
そして、真に理解できていない人は表面だけしか受け止めてないので、コロコロ変わるということになるからです。
井戸の中の蛙であれば、悩みも手に届くくらいの大きさ。
ですが、井戸から出れば生死をさまようような死活問題と遭遇します。
生きるためにやったことのないことにも取り組まざるを得ない。
多くの失敗を糧に上手くいくまで続けながら、試行錯誤を繰り返す。
それが、目を背けることはできないコトを突きつけられるもんです。
不器用な生き方をしているのは私だけでもない。
だからこそ、もっと楽な生き方をしてもいいのにと産業カウンセリングでお伝えすることも多々。
どうしてそこまで死活問題のように大きな問題にするのか。
心のスイッチのなせる技なので、その流れは誰にもわかりませんねぇ。
コラムを読んでいる皆さんへ。
大きな決断をする前に、物事を客観的に見ることをお勧めします。
主観的な捉え方から客観的な思考への切り替えが、冷静な判断を助けてくれるでしょう
人生の岐路に立ったとき、どう考えるか。
論理的に物事を捉えることって、とても大事。
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