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協調性とカウンセリングの重要性

 
最近、カウンセリングや組織内の相談で「協調できずにチームの中に入れない」という内容を多く聞きます。

こういったお話は、昔は中途入職者の相談や愚痴として多く聞かれたもの。
ですが、現在では新卒や中途入社かかわらず増えています。

産業カウンセラーの鎌田千穂。
業務改善&組織変革 チホズ スタジオ(Chi-ho's studio)です。

今日は、そんな産業カウンセリング状況を交えてお話していきますね。

根本には、仲間に入れないことへの恐怖があるようです。

それは、子供のころからの日常に起因するこの感情は、いじめや仲間外れがきっかけで強くなっているのかもしれません。

そのことから、今のいじめは携帯やメールなどのIT機器を使った陰湿な手口で行われる。
自分自身は、ターゲットにならないように、目立たず、困った顔を見せず、泣かないなどのレベルの高い演技力を持つ子供たちが育っています。

その結果、10代後半から20代前半の人たちは「空気を読めない社会のはみ出し者はダメな人間だ」という考えに縛られがちのようです。

セッションを通じて伺うと気がつくこと。
それは、

「仲間に入れない自分」
「思ったことを口に出してはいけない」

と勘違いをしていること。

認知の歪みのなせる技
いきなり悲劇の主人公スイッチが入っている方をよく見かけます。

そうでなければ、必要以上に自己弁護を図る。

相手方はどうでもいいこと。
本人にはどうでも良くないこと。

悲劇の主人公スイッチが入っている状態では、この状況がズレているとは思わないものです。

私は人間力向上のための育成を通じて、この世代の方々のバイアス撤去を行っています。

「自分の伝え方を工夫すれば、自分が考えたことや思ったことを言ってもいいんですね!?」という言葉を耳にするたび、カウンセリングの重要性を再確認。

確かに、時と場合の状況を見立てること、何らかの工夫は必要ですよ。
ですが、感じたことや思ったことは言ってはいけないと決めているのはご自身です。

世の中がそうさせているとはいえ、思い込みルールに縛られると、一歩踏み出す勇気は遠のく。

だからこそ、そんな時には産業ウンセリングに起こしください。
心のバイアスを撤去することが先決。
心が楽になると「何故、そんなことをしんぱいしていたのか?」と、自分が自分に疑問を持つことになる方が殆どです。

企業の中で産業カウンセリングの必要性はとても高まっています。
働く方々が安心して働ける環境を整える。
それだけでは誤認識と誤伝達は避けられません。

気がついたら労働訴訟を起こす寸前の企業も何度となくご相談がありましたもの。
話を伺ってみたら、互いに被害妄想的になっていただけ。
ボタンの掛け違いを理解することで何事もなく丸くおさまることも多々。

そういったこともあり産業カウンセラーの役割って中継ぎと勘違いを未然につなげるために、大事だなぁと常に感じています。

 



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