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これまで30年以上にわたり、
5万人を超える人財育成を通じて、業務改善と組織変革に取り組んできました。
業績向上、個性を生かした社会人基礎力の強化、再販顧客につながる対応力強化のご提案をいたします。

激動の時代を生き抜いた商人:島井宗室遺訓十七条 11~13

業務改善&組織変革
チホズ スタジオ(Chi-ho's studio)
産業カウンセラーの鎌田千穂です。

さて、博多商人(あきんど)十七条
そろそろ、最終に差し掛かる。

コラムにしつつ、そうなんだよなぁと思うことばかり。
とはいえ、人間ですもの。

忙しいと ”忘却” すること
”信用” という怠慢
”信頼” という依存
 ”わかるだろう”という過信 
 ”知っていて当たり前”という傲慢 

陥りがちな心の在り方。

相手を疑うのではありません。
ダブルチェック、トリプルチェックの仕組みを作りなさいということなんです。

仕組みづくりというものはとても大切。
自分が有利になるように作りがちだからこそうまくいかない。

大切なことは、

誰一人として取り残さない。
事業に関わる全ての人が家族も含めて
決して悲しい思いをさせない
ための円滑な人間関係を築くために必要なことなんですよねぇ。

 

1年に1人あたりの米の使用量は1石8斗と決められているが、蒸し物や大麦を混ぜれば1石3〜4斗まで抑えられる。

味噌は1升で100人分が基準だが、やりくりすれば110人ほどにも対応できる。塩は150人分が適量。

ぬか味噌も5斗分を常に用意し、味噌をよくすり、きめ細かくして汁物に活用すること。
味噌の搾りかすには塩を加え、大根・蕪・瓜・茄子・唐瓜・葱などの皮や切れ端を漬け、下人たちの食料とする。茎なども十分に活用できる。

米が高騰しているときは雑炊を食べさせるべきである。
神屋寿貞は生涯雑炊を食べ続けたと言われている。

ただし、雑炊を下人に食べさせる際には、まず主人自らが食べるべきである。
自ら雑炊を食べず、下人にだけ出すようでは、彼らの不満を招くだろう。
どのようなことでも公平な分別が必要である。

使い残した物は宗怡に預け、少しずつ商売として運用すべきである。
必要なものは適宜購入し、無駄な買い物を避け、商売の資本や質入れに活用する。
酒造りも適度に行い、利益を出すために計画的に運営することが重要である。

高価な品物はむやみに購入せず、安価な品はすぐに売れなくても問題ない。
質を持たない者に安易に貸し付けるべきではなく、親類や知人にでさえ、むやみに貸すことは慎むべきである。

平戸家(松浦家)などから正式な依頼がある場合は、宗怡と相談した上で対応すればよい。
家中の者に対しては貸し付けなど不要である。

どんな人でも元手があるうちに商売を続けることが大切である。

油断して欲しい物を買い、贅沢に浪費してしまうと、いずれは財産を使い果たし、後悔しても手遅れになる。そうなってしまうと、商売を続ける資金もなくなり、最終的には貧困に陥る。

このような状況を理解できない者は、誰も奉公に雇いたがらない。
商売と財産管理は車の両輪のようなものであり、どちらも大切にしなければならない。

倹約に努め、財産をしっかりと管理していくことが最も重要である。

…本当、おっしゃる通りです。。。
その教訓は、今日も生きておりますよ。

室見川の桜並木を歩くときは、自分の日々を振り返る時期。
そして、1年を省みて10年計画を軌道修正する時期です。

 


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